藤沢 まゆ

藤沢 まゆ

1986年生まれ
長野県生まれ 神奈川県横浜市在住

小学校の頃2年間アメリカで過ごす
2007 女子美術大学短期大学部テキスタイルデザインコース卒業
2008 同大学専攻科卒業

筒描きという日本の染色における伝統工芸を用いて、淡い色調で布に絵を染め上げている。植物や動物、自然を入り交えた絵と世界観のある物語を作り作品を発表している。

本当は、世界中のすべての物は同じです。
植物、動物、自然、大地、社会、政治、人間、信仰、言葉、知識、現象、思考
すべての成り立ちは一緒です。
すべての物事の骨組みは一緒であって、それをとりまく肉体が違うだけ。
絡まった糸をほどくように物事をみて、感じて、考えると、本当に大切で見逃してはいけないものはとてもシンプルで簡単なことです。
日々の小さな事から世界で起こっている大きな事まで、今この場所で感じて考えることで見えてきます。
そんな一つ一つのつながりを思い感じて、染色を通して独自の世界を表現しています。

展覧会

個展
2012 BANANA MOON(長野)
2014 A/Nギャラリー(日本橋)
2016 art space morgenrot(青山)
OUCHI Gallery(ブルックリン)

グループ展
2013 第3回テキスタイルミニアチュール展/Gallery5610(青山)、伊丹市立工芸センター
2014 ダンス公演「WEAVE」GingerRope×藤沢まゆ
代官山猿楽祭参加/ART FRONT GYALLERY(代官山)
2015 日本新鋭アーティスト最前線展/Contemporary Asian Art Gallery Sydney (シドニー)
長野県信州高遠美術館企画展【高遠エフェクト】企画、展示、ワークショップ、お経でライブ
ペイント開催
第4回テキスタイルミニアチュール展/Gallery5610(青山)、金沢21世紀美術館
plus ultra the art fair 2015/青山スパイラル
2016 JCAT SHOWCASE 4/OUCHI GALLERY(ブルックリン)
染めの世界とくらしのデザイン/大阪阪急うめだ百貨店
英国ウィーク/新宿伊勢丹本館5F
染めの3人展/art space morgenrot(青山)
2017 東京100人展/MDP Gallery(中目黒)


きつね 2013年
縦110cm×横162cm、綿布、木材パネル 筒描き(染色)

ある日きつねに会いました
そのきつねは人には見えないものが見えます
いいこと わるいこと ぜんぶがみえます
そんなきつねはとてもやさしくそして臆病です
あまりにたくさんのものが見えるので
きつねはいつも考えません

するとしっぽから癒しのアロエが生えてきました
その一滴のアロエの雫からは信じられないほど
きれいな植物がはえてきます

でもそれは誰にも見えません
きつねにしか見えません

だから誰にも自慢はできません
それでもきつねは平気です

 

楽園–馬–2014年
約縦120cm×横270cm、綿布、接着芯 筒描き(染色)

ここではないどこか遠くにある場所
今は見えないけれど、いつか会える場所
たくさんの悲しみや憎しみを大きく包み込む場所
いま、目の前にある、つらく悲しい命がむくわれるように

わたしたちの過ちをお許しください
わたしは小さい者だから
とても小さい力しかないけれど
ここから祈ります
あなたが幸せに、笑顔になりますように

 

キリンの木 2016年
縦180cm×横80cm、綿布、筒描き(染色)

夜が終わり日が昇ります。

それと共にキリンの木からは藤の花が咲き始めます。
角にはクロッカスが生え、キジも舞い降ります。
魚は目を覚ましご飯を探します。
鳥は空を飛び、朝がはじまります。

キリンの木はそれらをじっと見守ります。

静かに静かに見守ります。

毎日毎日見守ります。

そしてまた、夜がきます。

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