メトロポリタン美術館

ギャラリーの夏休み期間中、メトロポリタン美術館に行ってきました。
広くて全部はまわれないので、興味のあるエジプトとアジア美術のセクションに絞って見てきました。

img_4245

%e3%83%87%e3%83%b3%e3%83%87%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%83%ab%e7%a5%9e%e6%ae%bf

エジプト美術セクションの入り口はピラミッドの一部から始まり、エジプト館の最大の見所であるデンデュール神殿が待ち受けます。

img_4253

Kaipunesutの像(2528-2520 B.C)
この時代は木で出来た像が主流だったそう。この時代の数少ない木像が保護されています。
彼の腰にしているベルトには自身の名前と王室に仕える大工であったという「ロイヤル・カーペンター」という文字が彫られているそうです。恐らく彼は自身の木像の製作に携わったのではないかと言われています。

img_4260

左の四つの入れ物は、カノプス壺と言われる人間の臓器を収蔵する物です。ホルスの四人の息子を表していて、腸、肝臓、肺、胃を守る神と考えられていたことから、四つの壺にはそれぞれ四つの臓器が収納されていました。
人間の臓器を壺に入れて保管する文化は日本には無かったので、興味深い文化だなと思いました。

次はアジアエリア

img_4262

紀元前5世紀から4世紀にかけて中国で使われていたベルトホック。
金と銀がはめ込まれているものや銅で出来ているものが主だったそう。

img_4267

中国には紀元前5000~2000年の間に死んだ人の体を壺と石の道具を用いて埋葬する文化がありました。
また、お墓には死んだ人の魂が宿ると言われていて、お墓を造る文化が古くからありました。

img_4284

19世紀後半の中国の磁器。色のついたエナメルで塗られたもの。
私個人的に、右の花瓶の色と模様と形が好みです。

img_4276

18世紀半ばに朝鮮で使われていた磁器

img_4278

13-14世紀の中国の見つかった花瓶
春の前兆であり、花のついている梅の絵は中国の伝統的な模様で彫ってペイントしてあるそう。
釉薬を塗る前にワックスなどで花瓶の表面を覆う技術はJiangxi地方では典型的な技法だったそうです。

img_4280

右下にある獅子は肥前焼きで作られた日本の江戸時代のもの。

img_4287

これは中国、イギリス、フランス、日本、オーストリア、ドイツのティーポットを集めたもの。
どれが日本のか分かりますか?上から2行目の真ん中が日本のティーポットです。

img_4288

日本人作家、加藤康景さんの手掛けた織部器。
日本に戻ったら、こういう器を集めて、懐石料理が作れるようになりたいなぁと思いながら作品を見ていました。

img_4294

お酒を入れる燗瓶。表面は緑色の銅で出来た釉薬を塗っています。
アメリカに来ると、こういった日本らしい器が非常に恋しくなります。

img_4292

大西ギャラリーの作家である、三代目徳田八十吉の「輪花」も展示されていました。
1997年に人間国宝に認定され、九谷焼は彼の祖父から受け継いだ代々伝わる技法です。
大西ギャラリーには、彼の作品や彼の娘の作品が他にも展示してあります。

Leave a reply